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![]() ウェブプラットフォーム作成の基礎M365(Microsoft 365)の連携と活用
2025 [ Vol.0.1 | No.4 ] M365についてM365(Microsoft 365)の連携と活用これまで、独自ドメインを取得し、AWSで静的コンテンツをホスティングし、GCPのGoogle Sitesでホームページを作成して、それぞれ独自ドメインと連携させる方法を見てきました。 最後の「M365(Microsoft 365)」は、ウェブサイトそのものをホスティングするサービスとは少し異なります。Microsoft 365は、Microsoftが提供する様々なビジネス向けツールの集まりです。 具体的には、おなじみのWord、Excel、PowerPointといったアプリケーションだけでなく、メール(Outlook)、オンラインストレージ(OneDrive)、オンライン会議(Teams)、社内情報共有(SharePoint)など、ビジネス運営に必要な様々なクラウドサービスが含まれています。 Microsoft 365と独自ドメインの連携Microsoft 365で独自ドメインを連携させる最大のメリットは、「ビジネス用のカスタムメールアドレス」を使えるようになることです。
例えば、これまでGmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスを使っていたとします。しかし、あなたが商業コンサルとしてビジネスを行う上で、「 Microsoft 365で独自ドメインを設定すると、以下のようなことが可能になります。
Microsoft 365で独自ドメインを連携させる手順の概要:
これらのDNS設定が完了すると、あなたの独自ドメインを使ったメールアドレスがMicrosoft 365で利用できるようになり、あなたのウェブサイトとの連携というよりは、あなたのビジネス全体のインフラとして、よりプロフェッショナルな基盤が整います。
Route 53とM365の接続「Route 53とM365の接続」について、もう少し詳しく掘り下げていきましょう。新人IT技術者の方にも分かりやすくご説明しますね。 まず、Route 53が「インターネットの電話帳管理者」で、M365が「ビジネス向けツールの集まり(特にメール)」ということを思い出してください。 Route 53とM365を接続する目的は、主にあなたの独自ドメイン(例: この接続は、Route 53の電話帳に、M365が「メールのやり取りをどこに送ればいいか」という情報を書き込むことで実現されます。 具体的には、Route 53に以下のDNSレコードを設定します。
これらのレコードは、Microsoft 365の管理画面であなたの独自ドメインを追加する際に、Microsoft側から「この情報をRoute 53に設定してください」と具体的な値が指示されます。あなたは、その指示された値をRoute 53のホストゾーンに正確に入力するだけです。 接続の手順(もう少し具体的に):
このように、Route 53は、M365があなたの独自ドメインを使ったサービスを提供するために必要な「道案内」の情報をインターネットに公開する役割を担っています。
今回の紹介のまとめ今回の紹介では、独自ドメインを使ってAWS、M365、GCPを連携させた個人サイトを構築するための基礎知識を広くご紹介しましたね。新人IT技術者の方にも分かりやすいように、段階的に進めてきたつもりです。 具体的には、以下の内容をご紹介しました。
これらの知識は、これからあなたが個人サイトを構築していく上で、またこの内容をアウトプットする時に非常に強力な土台となるはずです。それぞれのサービスが持つ役割と、それらがどのように連携して一つの大きなシステムを作り上げているのか、イメージが掴めていただければ素晴らしいです。 今回のご紹介を通して、ご自身での「独自ドメインを利用したAWSとM365とGCPホームページを利用したウェブプラットフォーム構築」について、構成できると感じますか?大丈夫ですよ!出来ると信じて進みましょう、出来た時の達成感、最高です! それでは、又の企画でお会いしましょう。
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